日経225miniは少額の資金でより大きな金額の取引ができるという点が魅力です。

レバレッジを効かせた取引では収益を大きくすることができる一方で、
損失も同じように大きくなる可能性があります。

特に投資初心者の方はレバレッジ効果の魅力にばかりに目が行ってしまいがちですが、
同時に日経225miniのリスクを十分に理解してから取引に臨みましょう。

 
リスクに関して理解を深めることは、収益を上げることよりも重要なことです。

失敗したときに許容できるリスクを事前に約束事として決めておくことが
日経225miniをはじめとした投資の上達には欠かせません。

ここでは、日経225miniの投資のリスクをしっかりと頭に叩き込んでくださいね。

①元本保証や利益保証が無い

日経225miniは日経225に連動して価格が変動します。
その価格変動の流れをしっかりと捕まえて資産を増やしていく投資方法です。

日経225の値動きによっては大きな損失を被る可能性があります。
投資は預金とは違い、元本保証というものがありません。
取引のタイミングや価格変動の読みを間違えることによって
投資初期費用である元本以上の損失が発生する可能性があります。

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また、元本保証が無いという以外にも、
利益が保証されているわけではないということもしっかりと理解しておきましょう。

安易に収益を上げることができるなどと甘く見ていると
大きな損失を抱えることになるかもしれません。

投資に関する知識や日経225miniの知識などをしっかりと学んでリスク管理を徹底しましょう。

②証拠金の追加（追証）が発生する可能性がある

取引による損失が拡大し、最低必要証拠金を上まわる損失が発生してしまった際には、
証券会社に証拠金の追加差し入れが必要になります。

証拠金が必要証拠金を下回ったまま取引を続けることはできません。
再び取引を開始するためには、証拠金が必要証拠金を下回ってしまった取引日の翌日までに
証拠金を差し入れなければなりません。

証拠金には余裕を持たせて取引に臨むという姿勢が大切です。

③証拠金以上に損失が拡大する可能性がある

日経225miniでは利益、損失のどちらにもレバレッジ（てこの原理）効果が作用します。

これは少ない資金で大きな金額の取引をしているため、どうしても避けることはできません。
レバレッジが効いているということは、利益も大きくなりますが、
同時に損失も大きくなる可能性があるということを十分に理解しておく必要があります。

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必要証拠金以上の損失が発生する可能性があるので、
価格変動が自分の予測とは違っていた際の早めの損切りや資金に余裕をもった取引など、
いざという時のための対応の仕方や準備をしっかりとしておく必要があります。

繰り返しになりますが、リスクに対する十分な理解は利益を上げること以上に重要なことです。

④債務不履行時には強制決済が発生することがある

証拠金の追加差し入れ（追証）には証券会社が定める所定の期限があります。
期限までに証拠金の差し入れが成されない場合には、取引を強制的に中断し、
評価損を抱えた建玉（ポジション）を強制決済されることがあります。

評価損を抱えた建玉（ポジション）が強制決済されることで、
大きな損失が発生する危険があるということをしっかりと理解しましょう。

⑤取引には規制措置が存在する

株価の大暴落などの異常な事態が市場に発生した際には、
大阪証券取引所の判断によって証拠金の引き上げ措置や有価証券の代用の制限など、
規制措置が取られる場合があります。

事前に通達はありますが、突然の証拠金引き上げなどによって
取引を継続することができなくなるということも考えられますので、
証拠金には必ず余裕を持たせるということを心がけましょう。

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⑥意図通りの取引ができないこともある

突然の株価の暴落や上昇などによって、サーキット制限が発動する場合があります。
株価の変動が激しく乱降下するような状況では、投資家の冷静な判断を促すために
サーキット制限を発動させ、それによって注文が全くできなくなるという状態になります。

最近では、東日本大震災が発生した後に、日経225が￥1000以上下落した取引日がありました。
その時にはサーキット制限が発動され、取引ができない時間帯が発生しました。

売りたいのに売ることができない。
買いたいのに買うことができないという状況になってしまうと、
価格の変動と反対のポジションを持っている際には損失が大きく拡大してしまうことがあります。

今日の講座のまとめ

このように、日経225miniは大きな利益を上げることができる反面、
損失も大きく拡大する可能性がある取引ですので、
投資のリスクをしっかりと理解して、リスク管理を徹底することが求められます。

リスクをしっかりと理解したうえで、
備えを万全にしておくということが資産を増やすためには欠かせない準備です。

これら6つのリスクをもう一度読み返してリスクへの理解を深めてくださいね。

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